2009年4月18日(土)「しんぶん赤旗」

党躍進で福祉守ろう

総選挙・都議選勝利へ 市田書記局長が演説

東京・練馬


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(写真)総選挙、都議選勝利のため市田忠義書記局長を迎えて開かれた日本共産党演説会=17日、東京・練馬区

 日本共産党の市田忠義書記局長は十七日、総選挙と三カ月を切った東京都議選(七月三日告示、十二日投票)の勝利をめざし、練馬区の練馬文化センターで演説しました。

 党地区委員会は演説会の成功に向け、四万枚のはがきを用意。二千枚のステッカーを張り出して、候補者を先頭に地域支部がハンドマイクで宣伝してきました。党の宣伝に「せっかく市田さんが練馬に来るのだったら、ぜひ話を聞いてみたい」という人など、会場には多くの初参加者の姿が。あいにくの雨模様にもかかわらず一階ホールはいっぱいになり、随所で笑いや拍手が巻きおこり、熱気に包まれました。

 北朝鮮のロケット発射問題、西松建設違法献金疑惑、景気の立て直し、暮らし・福祉の問題など国政から都政の問題まで党の政策・立場を語った市田氏。深刻な雇用破壊をめぐっては、失業増↓所得の落ち込み↓消費の冷え込み↓失業増という悪循環を生む構造をつくり出した一九九九年の労働者派遣法の改悪を指摘。この改悪に日本共産党以外の政党がこぞって賛成してきた事実を示すとともに、日本中で党の地方議員や地域・職場支部が「『派遣切り』を許すな」「首切りにあった労働者を支援しよう」と活動を繰り広げていることを紹介しました。

 「とりわけ日本共産党東京都議団の活躍はめざましいものがある」。こう述べた市田氏は、石原慎太郎都知事が「フリーターとかニートとか…私にいわせりゃごくつぶしだ」などと公言するなか、党都議団が議会で繰り返し具体的な対策を提案し「五十万人の緊急雇用対策、離職者への無利子融資に踏み出させた」と、かけがえない値打ちを紹介しました。

 市田氏が、練馬区選出の松村友昭都議も石原知事のもとで福祉への逆風が吹くなか、日大光が丘病院に続いて順天堂練馬病院の誘致に尽力するなど大きな実績をあげていることを紹介すると会場からは大きな拍手。「松村さんを今度も都議会に送り出し、都民が主人公の都政に変えていこう」と力をこめて呼びかけました。

 演説会では岸良信衆院東京9区予定候補、山本としえ同10区予定候補、松村都議が決意を表明しました。

 父親と一緒に参加した女性(31)は、最近勤め先が廃業し求職中です。「雇用のことなど、自分たちの身近な声を代弁してくれていると感じました」と感想を述べていました。前列で食い入るように演説を聞いていた女性(65)は「今が共産党の出番だと誇りをもって感じさせてくれた」と感激した様子でした。



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