2009年4月5日(日)「しんぶん赤旗」

「核兵器のない世界」の計画

米大統領きょう提示へ


 【ストラスブール(仏)=小玉純一】オバマ米大統領は三日、「プラハでの週末(五日)の演説で、核兵器の無い世界という目標を追求するための計画を説明する」と述べました。北大西洋条約機構(NATO)首脳会議参加を前にストラスブールでのフランス、ドイツの学生らとの対話集会で表明したもの。集会には約三千五百人が集まりました。

 大統領は、「冷戦が終わったのに、核兵器の拡散や核物質の盗難が、地球上のどの都市をも絶滅に導きかねない」と指摘しました。

 オバマ氏は「核兵器のない世界を目指す」ことを公約として大統領に当選。就任演説で「核の脅威を減らすためにたゆみない努力を続ける」と断言していました。

 就任時にホワイトハウスのウェブサイトに発表した政策では、「核兵器のない世界を目指す」とする一方、「核兵器が存在する限り、強力な抑止力を維持し続ける」とも明記しています。



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