2009年4月4日(土)「しんぶん赤旗」

沖縄・米軍新基地

予算計上「結論ありき」

笠井議員が批判


 日本共産党の笠井亮議員は三日の衆院外務委員会で、沖縄県名護市・辺野古沿岸部への米海兵隊新基地建設について、住民の声を無視して「結論ありき」で進める政府の姿勢を批判しました。

 政府は今年度予算に護岸工事費を初計上。防衛省の井上源三地方協力局長は、政府が想定する区域のうち、北側の工事費であることを明らかにしました。

 笠井氏は、「本体工事の『基本設計』がまだできていないのに、なぜ本体工事にかかわる護岸工事ができるのか」と指摘。「防衛省が沖縄県に提出した環境アセスメントの準備書も、『政府案が適当』としている。最初から政府案に沿って、二〇一四年までに完成させるという、政府の想定する日程を前提にしたものだ」と強く批判しました。


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