2009年3月27日(金)「しんぶん赤旗」

食品規制基準つくれ

こんにゃくゼリーで質問

吉井議員


写真

(写真)質問する吉井英勝議員=25日、衆院消費者特別委

 吉井英勝議員は二十五日、消費者問題に関する衆院特別委員会で、「こんにゃくゼリー」の被害実態を示し、一九九〇年代以降、規制緩和だと言って事後チェック制にしたが、事後にチェックしても生命は帰らないと指摘しました。その上で食品の大きさ、形状、固さなどについて事前チェックできる規制基準をつくることを求めました。

 吉井氏は、「こんにゃくゼリー事故」は九五年以降、十七人もの犠牲者を出しているのに、厚生労働省と農水省とのすき間事案だとして、最初の被害から十二年間、厚労省が注意を呼びかける事務連絡文書さえ出さなかったことを批判しました。

 吉井氏は、「二〇〇〇年代初めから米国、EU、韓国などでは政府がきちんと規制基準をつくり対応してきた。日本も厚労省が責任を持つべきだ」と要求。舛添要一厚労相は、必要な指導は行うとしながらも、「規制基準の議論は極めて慎重に議論すべき課題」と答弁しました。

 吉井氏は、「法律や体制のどこに欠陥があったのかを明らかにして、消費者被害が生じない体制をつくるべきだ」と述べました。



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