2009年3月7日(土)「しんぶん赤旗」

基地押しつけ協定反対

沖縄 首相来県控え抗議集会


 麻生首相が七日に沖縄に来県し、仲井真弘多県知事と会談するのを前に、沖縄県の那覇市では六日夜、戦争する日米同盟のための基地強化に抗議する緊急集会が開かれました。主催は県内民主団体などで組織する安保廃棄・沖縄県統一連。

 集会後、参加者は国際通りをデモ行進し「基地押しつけグアム協定糾弾」「麻生首相はただちに退陣せよ」と訴え、道行く人々に強くアピールしました。

 集会では、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が開会中の国会から駆けつけて訴えました。

 赤嶺議員は、新基地を押しつけ、基地の海外移転費用を負担するという世界に例のないグアム協定を厳しく批判。麻生首相が当初予定の普天間基地、辺野古新基地予定地の視察をとりやめ、ホテルに閉じこもって知事と会談することに触れ、「基地の現状を見ないで日帰りするのなら沖縄にやってくる資格はない。今こそ『基地なくせ』『辺野古新基地反対』の声を大きく広げていこう」と訴えました。

 統一連加盟の各団体が、F22などの外来機飛来による騒音増加や、基地からの銃弾被弾など県民生活が脅かされている実態を次々に訴えました。

 参加者は「県民の願いに反し、基地の半永久化をねらうグアム協定の国会承認を何としても阻止していこう」と決意を固め合っていました。



■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp