2009年2月6日(金)「しんぶん赤旗」

米軍機

F22即時撤去せよ

沖縄 嘉手納町議会が抗議決議


 沖縄県の米空軍嘉手納基地に米軍ラングレー基地(バージニア州)所属の最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプター十二機が、一月十日から二十五日にかけ強行配備された問題で嘉手納町議会は五日、臨時議会を開き、同機の即時撤去などを求める抗議決議・意見書を全会一致で可決しました。

 同機の一時配備は二〇〇七年二月以来二回目。配備期間は三月までの三カ月間とされています。同基地での訓練はすでに開始され、町民に激しい爆音被害を与えています。

 同基地ではまた、一月二十日から米アラスカ州アイルソン空軍基地所属のF16戦闘機十機もF22との合同訓練に参加し、連日百五デシベルを超える猛爆音を発生させるなど、町民に甚大な被害をおよぼしています。

 決議書は、これら外来機のたび重なる飛来・訓練にたいし、「米軍再編でうたった住民の負担軽減をはかるどころか、嘉手納基地の機能をいっそう強化するものであり、常備配備への地ならしと断ぜざるをえない」と厳しく糾弾。合同訓練の即時中止と同機の即時撤去を強く求めています。

 決議書はさらに、深夜・未明離陸の禁止、騒音防止協定の例外運用規定(但し書き)の廃止も強く求めています。



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