2009年1月13日(火)「しんぶん赤旗」

雇用・暮らし守る防波堤

北九州市議選 小池氏、10氏勝利訴え


 ことし初めての政令市の大型選挙・北九州市議選で、二十三日告示まで十日余となった十二日、日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員は党市議予定候補十人応援のため同市入り、四カ所で六予定候補とともに街頭演説しました。

 「冷たい国政から市民を守る防波堤となり、無駄遣いに切り込む市議団全員の当選をよろしくお願いします」。小雪がちらつき、肌を刺す冷たい風が吹きつけるなか、小池氏は力を込めました。

 小池氏は大企業による派遣切りで、東京の「派遣村」で過ごした労働者を診察した体験を紹介。なかにはひどい結核の人や失業で記憶をなくした人もいたとして、大企業にものを言う政党・日本共産党が衆院選でも市議選でも大きな躍進を、と呼びかけました。

 北九州市議団は市の責任で約二千人の雇用創出、学校耐震化で地元の仕事おこし、国民健康保険料一世帯一万円の引き下げなど四つの緊急提言を打ち出しています。

 小池氏が緊急経済対策実現のため党市議候補の必勝を訴えると集まった人からひときわ大きな拍手が送られました。演説後は、集まった支持者のなかに飛び込み、握手を重ねました。

 家族で来たという小倉北区の女性(28)は、「派遣切りで寒空に放り出された人がたくさんいる。緊急提言のようにいますぐ仕事ができる場ができることはすごく良いこと。大賛成」と話しました。


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