2009年1月7日(水)「しんぶん赤旗」

労組代表

解雇の中止を要求

経団連会長に公開質問状


 大企業の「非正規切り」に対し立ち上がった各地の労働組合代表が六日、解雇中止などを求める公開質問状を日本経団連の御手洗冨士夫会長に手渡すため、財界三団体の新年賀詞交歓会が開かれた東京都内の会場を訪れました。経団連は、事前の約束がないとして受け取りませんでした。

 訪れたのは、いすゞ自動車や日産ディーゼル、三菱ふそう、日野自動車、大分キヤノンなどを解雇・雇い止めされた期間・派遣労働者ら。代表らは、経団連の担当者に対し、「何万人も路頭に迷い、生死にかかわる問題だ」などと訴えました。

 公開質問状では、(1)安易な解雇を中止し、雇用の維持に努めることや寮からの追い出しの中止(2)住居や生活、再就職支援のための資金拠出(3)労働者派遣法の抜本改正―について問いただしています。

 いすゞ自動車栃木工場を昨年十二月末で中途解除された派遣労働者の男性(23)は、「大企業は首を切って放り出しているだけだ。引き続き、大企業が社会的責任を果たすよう求めていく」と話しました。



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