2008年12月4日(木)「しんぶん赤旗」

雇い止め

マツダに撤回指導を

広島県労連など 労働局に申し入れ


 広島県労働組合総連合(広島県労連、尾野進議長)と広島地域労組連絡会(地域労組ひろしま、今谷賢二執行委員長)は二日、自動車メーカー・マツダ(本社広島県府中町)が約千四百人の派遣労働者を雇い止めする問題で広島労働局(落合淳一局長)に申し入れました。広島県労連の門田勇人事務局長、地域労組ひろしまの今谷執行委員長と大山泰弘副委員長が参加しました。

 すでに、マツダで三年以上正社員と同じように働いてきた派遣労働者が、五日で契約解除されることについて、マツダに対して直接雇用を求めて労働局に申告を行っています。

 個人加盟ができる地域労組ひろしまに加入した派遣労働者は、一日付で派遣先・マツダの山内孝社長と派遣会社・ワールドインテック宇治事業所長あてに団体交渉の申し入れを行っています。

 申し入れで広島県労連と地域労組ひろしまは、雇い止めの撤回とマツダでの直接雇用を実現させるために強力な指導をするよう要求しました。

 派遣労働者は「マツダから一言も説明がないのはおかしい。マツダに責任を果たさせてほしい」「正社員と同じ仕事を正社員の半分ほどの賃金でやってきた。これまでも頑張って働いてきた。絶対泣き寝入りしない」と思いを語っています。



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