2008年11月15日(土)「しんぶん赤旗」

MA米輸入中止必ず

農民連が全国代表者会議


 農民連(農民運動全国連合会)は十四日、東京都内で全国代表者会議を開きました。二日間の日程です。

 開会あいさつした白石淳一会長は、麻生内閣が雇用、福祉、食の安全などあらゆる面で迷走状態にあり、必要がない外国産米の輸入をするなの声が広がっていると強調。「ミニマムアクセス(MA、輸入機会の提供)の廃止の運動をしてきた農民連の役割に確信をもって農民、国民の中にとびこみ対話し共同を広げよう」と呼びかけました。

 本部からの報告をした笹渡義夫事務局長は“汚染米問題が起きる前からMA米反対でたたかってきた農民組織があるのは驚いた”といってマスコミが多数取材にきていることを紹介。MA米中止は安全農産物を求める都市住民の声だとのべました。野菜や果樹の暴落、米価や乳価の低迷には流通の自由化による買いたたきがあると指摘。来年一月の農民連大会の成功にむけた組織強化、産直の流れを太くする活動、生産費を償う価格保障の要求など当面の活動を提起しました。

 真嶋良孝副会長は国際的な農民組織のビア・カンペシーナ総会に加盟団体として参加したことを報告。食料主権を憲法・法律に盛り込む国が広がり、飢餓に苦しむ途上国から米を奪うMA米の中止を求める農民連運動が注目されたとのべました。農民連ふるさとネットワークの横山昭三事務局次長は、汚染米の全容解明、輸入米の販売先と原産地表示を義務化する運動の重要性をのべました。



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