2008年10月30日(木)「しんぶん赤旗」
北陸信越で議席回復を
富山駅前 市田書記局長 力強く訴え
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「北陸信越ブロックで議席回復をなんとしても」―。山の頂に雪をかぶった立山を南東にのぞむ富山駅前で、二十九日、日本共産党の市田忠義書記局長を迎えた街頭演説が行われました。朝から冷たい雨が降る曇天模様のなか、駅前を足早に通りすぎようとしたスーツ姿の男性が「へー。共産党の演説か」と、しばらく足を止めて見入る姿も。色とりどりの傘で埋まった駅前広場にはパイプイスも用意され、多くのお年寄りが腰をかけて演説に聞き入りました。
市田氏は山口のりひさ、佐伯めぐみ(富山1区重複)両衆院比例予定候補とともにデッキに立ち、「民主的な政権への大きな一歩を踏み出そう」と力強く訴えました。
市田氏は、暮らしを守るための「政治の中身の変革」を暮らしや平和の問題から指摘。「『政治の中身の変革』を本気でやれば、暮らしを応援する財源も出てくる」と力を込めました。
また、市田氏は大企業のゆき過ぎた減税をやめれば、社会保障費の抑制路線を切り替えられることなどを強調し、「共産党が伸びてこそ、若者もお年よりも誰もが安心して暮らせる社会がつくれる」と訴えると、大きな拍手がわき起こりました。
「国政の話を生で聞ける機会はめったにないので楽しみにしていた」という男性(35)は、「麻生首相は『景気対策優先』などといっているが、歴代の自民党が国民生活を痛めつけてきたことへの反省が全然ない。生活に親身になって相談にのってくれたのは共産党だ。ぜひ、がんばってもらいたい」と話していました。
街頭演説の後、富山市内で党県委員会の活動者会議が開かれ、市田氏が激励のあいさつをしました。