2008年10月27日(月)「しんぶん赤旗」

家計中心に軸足を

経済対策 笠井議員が主張

CS番組


 日本共産党の笠井亮衆院議員は二十五日放送のCSテレビ朝日ニュースター「国会番外地」に出演し、金融危機と経済対策について各党代表と討論しました。他の出演者は森まさこ参院議員(自民)、谷口和史(公明)、篠原孝(民主)、保坂展人(社民)の各衆院議員。司会は萩原誠司衆院議員(自民)。

 番組は、円高・株安問題や景気対策、食料安全問題、テロ特措法などが討論テーマ。笠井氏は、世界的な金融危機のもとで国民生活や中小企業の現場の実態はどうかと問われ、「中小企業は原材料の高騰に加え、仕事がなく深刻。一方でトヨタなど大企業は減産体制で派遣社員の契約を切ったり、下請け単価を切り下げている」と批判しました。「大企業は社会的責任を果たすべきだ。同時に政治は社会保障の削減をやめるなど家計中心に軸足を移すべきだ」と主張しました。

 定額減税などの政府の経済政策について谷口氏が、「ばらまきとか効果がないと評判が悪いが、現場を回るとうれしいという声が大きい。定額減税は消費に回る部分がかつてに比べて大きい」などと発言。笠井氏は「定額減税は一年限りだが、それとセットで証券優遇税制や大企業への減税だ。一方で国民の負担は大きくなっている。財源も結局消費税の増税というはなしになる」とのべました。


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