2008年10月27日(月)「しんぶん赤旗」

論戦で追い詰め解散かちとる

志位委員長


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(写真)新鮮市場を視察して記者の質問に答える志位和夫委員長=26日午前、青森市

 日本共産党の志位和夫委員長は二十六日朝、青森市内の新鮮市場を視察したあと、解散・総選挙についてどうのぞむのかとの記者団の質問に答え、「論戦で政府を追い詰め、解散をかちとっていくという姿勢を今後とも貫いていく」とのべました。

 志位氏は、麻生太郎首相が「国際的な金融危機への対応」を優先させる考えを示していることについて聞かれ、「国際的な金融危機、景気後退に際して、政治の責任でだれを守るかが肝心だ。大銀行・大企業を率先して守るのか、それとも庶民の雇用、中小企業、農業を守るのかが問われている。麻生内閣の全体の動きをみると庶民の暮らしを守っていこうという姿勢がみえない」と批判しました。

 そのうえで、貸し渋り・貸しはがしの先頭にたっている三大メガバンクに対し、国内金融に責任を負えという強力な指導が必要だと強調しました。

 民主党が再び「対決姿勢」を強めようとしていることについても聞かれ、志位氏は「民主党はこれまで補正予算には賛成する、新テロ特措法延長案にも事実上成立に協力するという態度をとってきた。にわかに『対決姿勢』といってみても対決する中身がない」と指摘。党首討論の申し込みにも応じていないことをあげ、「結局、論戦で追い詰めていくという政治的立場がないことを示している」とのべました。


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