2008年10月24日(金)「しんぶん赤旗」

自民・民主の改憲のたくらみ
党の躍進で葬りさろう

市田書記局長が訴え

新潟市


写真

(写真)市田書記局長を迎えて開かれた日本共産党街頭演説=23日、新潟市の万代シテイ

 日本共産党の市田忠義書記局長は二十三日、新潟市の万代シテイで、街頭演説に立ちました。夕闇に包まれた通りのアーケードは聴衆で鈴なり。昨年のいっせい地方選挙の最終盤、同じ場所で市田氏が訴えたときの倍以上の聴衆が街頭をうめつくしました。経済団体の幹部も「株価暴落、景気後退で先の見通しが見えない中、これからの国をどういう方向にもっていくのか示してほしい」と語るなど、党の演説に関心が広がりました。

 この日は、大きな被害を生んだ中越大地震からちょうど四年目です。大きな拍手で迎えられた市田氏は冒頭、被災から立ち上がり、たくましく生活復興に歩みを進める県民と支援者に心からの敬意を表明。「共産党も地域の再建にさらに全力をつくす」と決意を述べたうえで、総選挙での日本共産党の躍進を力強く訴えました。

 食の安全や農業をめぐっては、汚染米の流通にかかわる自民党農政の責任を指摘し「『安全な食料を日本の大地から』を合言葉に、日本共産党とともに農業の再生をすすめよう」と力説しました。

 平和の問題では、自衛隊の海外派兵を自民党と競い合う民主党の姿勢を鋭く指摘。米軍の報復戦争を支援するための新テロ特措法改定案の審議で、民主党が「政権をとれば憲法解釈を変える」とまで述べて、海外での武力行使に踏み出そうとしていることを批判しました。憲法破壊に向けた自民、民主両党の「大連立」の動きを告発し、「日本共産党の躍進で、こうした改憲のたくらみを葬りさろう」と訴えました。

 たけだ勝利衆院北陸信越比例予定候補(新潟1区重複)は「国民の切実な声を国会に届けさせてください」と強調。橋本正幸衆院新潟6区予定候補があいさつしました。

 自宅で仲間とスローフードに取り組んでいる新潟市北区の女性(69)は「マスコミは汚染米を流通させた会社ばかり追及しているが、元凶は細川内閣で米輸入を決め、自民党政権が続けてきたから。一貫してごまかしを追及してきた共産党に伸びてもらいたい」と語りました。

 演説会の後、新潟市内で党県委員会の決起集会が開かれ、市田氏が激励のあいさつをしました。


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