2008年10月20日(月)「しんぶん赤旗」

市田書記局長、大阪駆ける

豊中、東大阪、大阪・西成区


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(写真)市田書記局長の訴えに聞き入る人たち=19日、大阪府豊中市

 日本共産党の市田忠義書記局長は十九日、大阪府入りし、三カ所で、党の躍進を訴えました。豊中市、東大阪市の街頭演説では、歩道や広場を埋める聴衆の輪が二重三重にでき、演説を初めて聞きに来た人やエプロン姿で聞き入る商店主の姿も。大阪市西成区の演説会は、追加されたいすも足りなくなって立ったままの人がでるほどの超満員。随所で「そうだ」「がんばれ」と掛け声が飛び、演説との掛け合いも生まれるなど熱気に包まれました。

 力いっぱい拍手を送っていた保育士の女性(25)は「非正規雇用でも、後期高齢者の問題でも共産党の質問が際立っている。今こそ、この党が伸びるときだと思う」と話していました。市田氏は、暮らしや憲法・平和の問題について語り、今の政党状況で果たす党の真価を明らかにして「日本共産党が伸びてこそ誰もが安心して暮らせる当たり前の社会がつくれる」と訴えました。

共産党勝って流れ変えて

聴衆から期待

市田氏訴え

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(写真)つめかけた聴衆を前に訴える市田書記局長=19日、大阪市西成区

 市田氏は、働く貧困層の問題では、日本を代表する大企業の製造現場でまん延する若者使い捨ての実態を告発し、「現代の『蟹工船』を見る思い」と若者の思いに心を寄せて大企業の横暴を批判。その根っこにある人間らしい働き方のルールを壊した自公政治の責任を厳しく告発すると、足を止めて振り返る若者の姿も見られました。

 「共産党さんに、ちょっと興味があるので」と買い物帰りに演説を聞いていた男性(52)は「共産党は弱者の味方のイメージ。自民党は大企業しか見ていない。中小企業で働く私は給料も増えずボーナスもカット。共産党にもっと頑張ってほしい」と期待を寄せていました。

 豊中市では、宮本たけし衆院近畿比例予定候補が「戦前戦後、苦労してきた高齢者を粗末にするむごい後期高齢者医療制度を廃止に追い込むため日本共産党を伸ばしてください」と力説。衆院小選挙区のこまい正男大阪7区、久門しょうじ同8区、村上ひろみつ同9区の各予定候補が訴えました。

 東大阪市では、元市議会議長の西田友之助さん(82)が「憲法九条をどんなことがあっても守りたい。それをやかましくいっているのは共産党だけだ」と激励し、日本共産党員の長尾淳三・前市長があいさつ。吉井英勝衆院近畿比例・大阪13区予定候補は、汚染米問題をあげ、「安全な食料は日本の大地からと主張してきたのが日本共産党です」と訴えました。

 西成区では、ちばあつこ大阪3区予定候補が訴えました。

 両手を振って応援していた女性(60)=保育士・東大阪市=は、「ものすごい規制緩和で保育のレベルが劣悪になっている。犠牲になるのは子ども。ぜひとも今度の選挙は勝ってほしい。流れを変えないかん時期」と語りました。


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