2008年10月19日(日)「しんぶん赤旗」

北核施設

燃料棒6割抜き取り

米国務省 「無能力化が前進」


 【ワシントン=鎌塚由美】米国務省のマコーマック報道官は十七日、北朝鮮の核施設について、北朝鮮が八月に無能力化を中断する前よりも作業が前進しているとの認識を明らかにしました。

 マコーマック報道官は、寧辺の核施設で再び原子炉が封印され、監視設備などがすべて再配置されたことを確認したと説明。「核燃料棒の六割が抜き取られた」と述べ、無能力化中断前の状態よりも前進したと述べました。

 再処理施設については、無能力化が「まだ以前のレベルに戻っていないが、進歩しつつある」と語りました。

 また、近く開催される予定の六カ国協議については、「具体的な日にちが相談されているが、発表はまだだ」と述べました。



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