2008年10月11日(土)「しんぶん赤旗」

国連

核廃絶へ協力確認

ノルウェーとエジプト代表部 原水協要請団が懇談


 【ニューヨーク=鎌塚由美】訪米中の日本原水協の核兵器廃絶・二〇〇八年国連要請代表団(六人)は九日、当地でエジプト、ノルウェーの国連代表部と懇談し、核兵器廃絶に向けた政府と市民社会の協力を確認し合いました。

 エジプト代表部ではホッサム・エルディン・アリ参事官と懇談。同氏は「核兵器のない世界の実現は切迫した課題です。市民社会と政府との協力が絶対に必要だと痛感しています」と代表団を歓迎しました。

 二〇一〇年の核不拡散条約(NPT)再検討会議で、エジプトは「対立ではなく、コンセンサスをつくるために努力したい」と表明。代表団が二〇一〇年に向けた新しい署名運動を紹介すると、アリ氏は「今すぐ署名できます」と応じました。

 ノルウェー外務省軍縮・不拡散課のアーリング・ションスベリ上級顧問との懇談では、同国外相が八月の原水爆禁止世界大会にメッセージを寄せたことに代表団が感謝を表明。ションスベリ氏は「われわれは、核兵器廃絶という同じ目的を持っています。協力を続けましょう」とこたえました。



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