2008年9月19日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長、劉洪才中国共産党中連部副部長と会談


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(写真)中国共産党中央対外連絡部の劉洪才副部長(左)と会談する志位和夫委員長=18日、党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は十八日、党本部で中国共産党中央対外連絡部の劉洪才(りゅうこうさい)副部長と会談しました。

 志位委員長は、日中両党関係正常化後の十年間、双方が日中両国関係を前向きに発展させる努力を続けてきたことが、日中両国の「戦略的互恵関係」を進めるうえで貢献したと指摘しました。また、今年五月の胡錦濤国家主席の訪日時の会談で、日中両共産党が(1)日中両国関係の発展に寄与すること、(2)世界とアジアの平和のために協力すること、(3)条件は異なるが、社会主義・共産主義を目指す政党として協力することで合意したことを想起し、今後の両党関係の発展を希望しました。

 劉副部長は、この十年間の両党関係の発展にふれ、密度、深さのある交流が進んだと指摘し、とくに日中両党の理論交流は中身があり意義も大きいと評価しました。劉氏は、アジア政党国際会議などの場でも、両党間の協力を進めたいとのべました。

 両氏は、日本の政治情勢や米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破たんに示される世界の金融問題、資本主義が抱える諸問題などでも意見交換しました。会談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長、森原公敏国際局次長が、中国側から中連部の繆衛誠(ぼくえいせい)アジア二局副局長、駐日中国大使館の林欐(りんれい)参事官らが出席しました。


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