2008年9月1日(月)「しんぶん赤旗」
08米大統領選
企業支配から脱却を
第3の候補ネーダー氏 共和・民主を批判
【デンバー=西村央】米民主党大会が開かれていたコロラド州デンバー市内で八月二十七日夜、市民運動リーダー、ラルフ・ネーダー陣営の集会が開かれました。ネーダー氏は約二千五百人の聴衆を前に、企業支配の政治からの脱却をと訴えました。
ネーダー氏が大統領選挙に立候補するのは今回が四度目。一九九六年、二〇〇〇年は緑の党から、〇四年と今回は無所属での選挙戦です。こうした経緯があり、集会には緑の党の党員も参加し、同党の候補者からの訴えもありました。
同氏は、民主党や共和党の全国大会では会場費だけでも百万ドル(約一億一千万円)をかけており、その費用は企業献金に依存していると述べました。
企業献金が政治を巨大企業に有利な方向にゆがめている結果、勤労者の暮らしは所得の面でも、医療保障の面でも厳しい状況に置かれていると指摘。「今の勤労者は、自分たちの親より生活水準を切り下げざるをえないという、米国の歴史のなかでの最初の世代となっている」と強調しました。
さらに民主、共和以外の党の候補者が、大統領選挙でも全国放送されるテレビ討論からも締め出されている現状をふまえ、「第三党に対する反民主主義的な排除をやめさせよう」と訴えました。
会場では、緑の党から大統領選に立候補を予定しているシンシア・マッキニー氏の演説がビデオで紹介されました。
同氏は、民主党が政策綱領で「対テロの主戦場はアフガニスタン」と明記していることについて、「民主党への一票は、アフガンでの戦争のための一票となる」と指摘し、「われわれは従来の米国の政策からの脱却を宣言する」と表明。政策の四つの柱として、「環境保護、平和、草の根民主主義、社会正義」をあげました。




