2008年8月11日(月)「しんぶん赤旗」

“国の基本は農業たい”

熊本・八代 危機突破へ農民立つ

赤嶺議員連帯


 「原油等高騰危機突破大会inやつしろ」が十日、熊本県八代市鏡文化センターで開かれました。会場には「国の基本は農業たい 農家を守らんか」など書かれた、むしろ旗ならぬ特産のござ旗がずらり。六百人を超す八代市郡の農民でいっぱいになり「農業危機を何とかしたい」との熱気があふれました。

 大会では、生産コストは急激に上昇しているにもかかわらず、価格転嫁ができない窮状を訴え、「農産物の再生産のできる価格保障制度の確立」などを求める大会アピールを採択しました。

 来賓として各政党代表らが出席。日本共産党からは赤嶺政賢衆院議員が出席。今日の農業危機が農業だけの問題にとどまらないことを指摘。投機マネーの規制と、それまでの間の農業に対する直接補てんを主張するとともに「価格保障・所得補償制度を抜本的に充実する」などの日本共産党の「農業再生プラン」を紹介し、ともに全力をあげてたたかう決意を表明しました。

 八代市は、日本一を誇る冬・春トマト、イ草をはじめ、晩白柚(ばんぺいゆ)、果樹、イチゴ、メロン、露地野菜などを生産する広い農地を持つ地域。急激な原油、肥料などの高騰の中、ハウス栽培など油の使用を断つことができない八代農業が「どぎゃんなっと、やつしろの農業は! 油断できん、がまんできん、生活でけん」との農民の切実な声が強まっていることから開かれたもの。

 主催者を代表して、磯田毅大会実行委員長が「政府は自給率45%にするといっているが、なんら効果ある対策を取っていない。安心して農業ができる環境をつくり、農家に活気を取り戻そう」とあいさつ。トマト、野菜、イ草、果樹、女性・青壮年部から国への要望が発表され、各政党代表に手渡されました。



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