2008年8月10日(日)「しんぶん赤旗」
子どもの笑顔見たい
臨時教職員集会 制度改善求める
![]() (写真)解雇撤回めざして報告する大阪府の非常勤職員の人たち=9日、大阪府箕面市 |
臨時教員らが集う第三十九回全国学習交流集会が九日、大阪府箕面市で始まりました。「臨時教職員制度の改善を求める全国連絡会」の主催で約三百人が参加しました。十一日まで。
基調報告した山口正会長は、大分県の教員採用汚職事件について、公正な採用制度の確立に向け、選考基準などの情報開示が必要だと強調。その上で、子どもの発達を保障するため、「安定した教職員配置と、保護者らの要望に応える採用・臨時教員制度の改善が欠かせない」とのべました。
大阪府立高校で実習補助などの非常勤職員として二十一年働く女性(55)は、「橋下行革」による三百五十人全職員の解雇計画とのたたかいを報告。「教育の質を低下させる訳にはいかない。子どもが笑える教育のため、あきらめません」と訴えました。
シンポジウムも行われ、千葉大学の三輪定宣名誉教授は、国の教育予算削減のゆがみが、二十万人にも及ぶ臨時教員の急増にあると指摘。不安定な身分では、教育を受ける子どもの権利を保障できないとし、「教育に『臨時』があってはならない」と語りました。
二十年以上、臨時教員だった女性は、任期が短いために職場の同僚と来年を展望した議論や仕事を進められない実態をあげ、「教育は見通しを持つことなしに責任は持てない」と訴えました。


