2008年8月7日(木)「しんぶん赤旗」
国民の願いには遠い
春闘共闘が抗議宣伝
最賃大幅引き上げを
全労連などでつくる国民春闘共闘は六日、中央最低賃金審議会の答申に先立ち、厚生労働省前で「最低賃金を大幅に引き上げろ」と訴えました。全国平均で時給十五円増の目安をまとめた前日の小委員会報告は時給千円以上の願いには遠いと批判しました。
全労連の小田川義和事務局長は、貧困にあえぐ国民や労働者に目を向けた引き上げ幅が求められていると強調。生活保護水準を低く見積もって最低賃金より高い逆転現象が生じているのが十二都道府県にとどめられたことを批判。最大五年もかけて解消することに対し、「即時に解決すべきだ」と求めました。
生協労連の盛本達也書記次長は、「二千時間働いても年収百五十八万円にしかならない。これでは人間らしい文化的な生活はとても送れない」と強調。東京地評の柴田和啓・労働政策局長は、都内で生活保護水準を上回るには行政担当者の説明でも三百八十二円の増が必要だとし、大幅引き上げを求めました。
七日に予定される人事院勧告について、公務労組連絡会の浅野龍一・賃金専門委員長は、予想されるベアゼロ勧告に対し、「物価高騰のもと、生計費原則にてらして、とうてい容認し難い」と批判。同時に「非常勤職員の給与改定指針を出すことはたたかいの成果だ」として、すべての労働者の賃金底上げを求めていくとのべました。

