2008年8月5日(火)「しんぶん赤旗」
都教委の職員会議挙手採決禁止
三鷹高校長「公開討論を」
東京都教育委員会が都立学校の職員会議で職員の意向を確認するための挙手・採決を行うことを禁止していることに対して、現職の都立高校の校長が撤回を求め、四日、記者会見で都教委に対し公開討論を要求しました。
公開討論を求めたのは都立三鷹高校の土肥信雄校長。会見には、国際基督教大学教授の藤田英典さん、教育評論家の尾木直樹さん、東京大学准教授の勝野正章さん、漫画家の石坂啓さんが支援者として同席しました。
土肥校長は昨年十一月の校長会で、二〇〇六年四月に都教委が出した「挙手・採決禁止」の通知を撤回するよう要求。先月十日には公開討論会を求めましたが、都教委側が応じなかったため、あらためて記者会見で要求したもの。
会見で同校長は、子どもたちに民主主義を教えなければならない学校では言論の自由はとくに重要だと強調。「通知によって、教職員の間には意見を言っても反映されないなら意味がないという考え方が広がり、自由な討論がなくなってきている。教員に言論の自由がなければ、将来、生徒の言論の自由もなくなっていく」と訴え、「公開討論で都民・国民にどちらが正しいか判断してもらいたい」と述べました。
また、「生徒のことは現場で接している教員たちが一番よく知っている。校長がリーダーシップを発揮するためにも全員の意向を知ることが必要」とのべました。
藤田さんらは「職員会議はさまざまな意見を述べ合い、教職員が協力して行うことを決める場。挙手・採決を認めなければ学校がゆがむ」と都教委通知を批判しました。

