2008年8月5日(火)「しんぶん赤旗」

公的保育こわすな

厚労省前ぎっしり


 待機児童解消や「地方分権」を名目に、公的保育制度の解体を急ピッチですすめようとする厚生労働省にたいし四日、「すべての子どもの発達保障は公的保育制度の拡充でこそ 保育制度解体許すな! 8・4緊急大集会」が同省前で開かれました。

 主催は、自治労連、全国保育団体連絡会(全保連)など四団体でつくる「運動実行委員会」です。東京・霞が関の厚労省前の道路両側は、この日閉幕した全国保育団体合同研究集会の参加者ら二千人を超える保育関係者でぎっしり。

 自治労連副委員長の川西玲子さんは、国と自治体が責任を負う公的保育制度を壊そうとする財界や政府の動きを批判、「保育所の直接契約方式や最低基準の廃止について今年度中に結論をだそうとしています。怒りの声を届けていこう」と主催者あいさつしました。

 全保連事務局長の実方伸子さんは、「問題なのは今の保育制度ではなく、保育にお金をかけない政府の姿勢です。子どもを守る五百万署名運動をすすめていこう」とよびかけました。

 埼玉県内の民間保育園の保育士(56)は「若い保育士も多かったのでよかった。一人ひとりは小さな力だけどみんなの力が集まれば変えられる。保育制度の拡充へがんばっていこうと思いました」と話します。

 東京都東久留米市の会社員の男性(36)は「二歳の娘の保育園の民営化計画が出ています。父母の中でもいろんな意見があるが、知れば知るほど民営化がよくないとわかりました」と話します。

 大阪府泉佐野市の公立保育所の保育士(24)は「パフォーマンスは楽しかったです。民営化になって一番の被害者が子どもたちだとわかりました」と、充実した笑顔を見せていました。


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