2008年7月31日(木)「しんぶん赤旗」

「最賃」26・5%上げへ

政・労・使が合意

アルゼンチン


 【メキシコ市=島田峰隆】ブエノスアイレスからの報道によると、アルゼンチンの労働組合、経営者団体、政府は二十八日、最低賃金を年内に26・5%引き上げることで合意しました。労組側は、政府統計でも年率9・3%(今年六月)に達しているインフレから生活を守るために、最低賃金引き上げを強く要求していました。

 政労使間の合意によると、現在の最低賃金月額九百八十ペソ(約三万四千八百円)を八月に千二百ペソ(約四万二千六百円)に、十二月に千二百四十ペソ(約四万四千円)に二段階にわたって引き上げます。政府の発表によると、この最低賃金引き上げで二十五万人が利益を受けます。

 トマダ労相は、ロイター通信に対し「われわれは国内の収入配分を改善するという大きな課題を抱えている。今日は経営者と労働者が責任と連帯を改めて示した」と語り、最賃アップが貧富の差の縮小につながるよう期待を示しました。

 同国では、新自由主義の経済路線の転換を掲げたキルチネル前政権のもとで長期間据え置かれていた最低賃金が徐々に引き上げられました。フェルナンデス現政権はこの政策を引き継いでおり、昨年も最低賃金が三段階に分けて22・5%引き上げられました。


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