2008年7月9日(水)「しんぶん赤旗」

普天間基地移設「反対」決議

沖縄県議会が採択へ


 先の県議選で過半数を獲得した野党会派は八日開いた代表者会議で、県が政府と協議している米軍普天間基地(同県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)への移設反対の決議を、開会中の六月議会で行うことを確認しました。沖縄県議会で現在の普天間移設計画に反対する決議が行われるのは初めて。

 六月の県議選で、自民党など与党は議席を減らして二十二議席となったのに対し、日本共産党をはじめ社民党系会派や民主党など野党は二十六議席を獲得し、多数派となりました。決議は野党の賛成多数で採択される見通し。決議案の文言などは、十六日の米軍基地関係の特別委員会で調整します。

 代表者会議ではほかに、県議選の争点となった後期高齢者医療制度の廃止決議を行うことも確認しました。



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