2008年7月9日(水)「しんぶん赤旗」

温室ガス

G8は85〜90%削減を

中印など5カ国「宣言」


 中国、南アフリカ、ブラジル、インド、メキシコの五カ国首脳は八日、北海道洞爺湖サミット最終日(九日)の環境・温暖化に関する拡大会合への出席を前に札幌市内のホテルで五カ国会合を開き、「G5政治宣言」を発表しました。

 宣言は、地球温暖化に関して、主要八カ国(G8)に対して、(1)二〇五〇年までに温室効果ガスを一九九〇年比で85―90%削減する(2)二〇二〇年までの中期目標として、九〇年比で25―40%削減する―ことを求め、G8をはじめとした先進諸国の責任を強調しています。

 サミットでは八日、「五〇年に50%削減の目標を世界全体で採用する」ことで合意しましたが、これについて南アのムベキ大統領は「空っぽのスローガンだ」と批判しています。

 九日の拡大会合では、G8各国にこれら五カ国が加わります。



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