2008年7月7日(月)「しんぶん赤旗」

豊かな自然 手渡そう

環境団体など 札幌でリレートーク


 なくせ公害・守ろう地球環境をと呼びかける人々が六日、札幌市の大通公園でリレートークをしました。

 題して、「地球が悲鳴をあげている! ストップ温暖化―やま、かわ、うみ、そらを未来の子どもたちに手渡そう」。前日の暑さをさらに上回る最高の三一・一度を記録した炎天下の公園。暑さに負けず、松平晃さんの「世界に一つだけの花」などトランペットの音が軽やかに響きます。

 高尾山の自然をまもる市民の会の橋本良仁事務局長は「高尾山は都会にあって植物や生物と、最も豊かな自然が残っているところ。それを人の手で壊すなとG8の人たちに訴えたい」といいます。

 有明海の漁師(55)は「このままでは有明海が死んでしまう。六月に佐賀地裁が諫早湾干拓の潮受け堤防排水門の開放を命じました。これからは海をよみがえらせるたたかいです」。

 ノーモア・ミナマタ縦断キャラバンで札幌に到着した国賠訴訟の原告団と弁護団。二千五百羽の折り鶴を運んできた大石利生原告団長(68)は「五十年前に始まった公害ノーへのたたかいは、まだ終わっていない」と強調しました。

 札幌市の男性(67)は「いま地球環境は、息子は生きられるけど孫は生きられないほど深刻です。環境を守るには、政治家を入れ替えないとだめだね」といいました。



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