2008年6月22日(日)「しんぶん赤旗」

貧困背景 子に被害

近畿 多重債務救済へ交流

兵庫・尼崎


 多重債務からの救済の輪を広げようと、近畿各府県のクレジット・サラ金被害者の交流集会が二十一日、兵庫県尼崎市内で開かれました。二十二日まで。被害者や弁護士、司法書士などの相談員ら二百五十人が参加しました。

 全国クレジット・サラ金問題対策協議会(クレ・サラ対協)と全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会(被連協)による実行委員会の主催。近畿各府県の弁護士会、司法書士会や兵庫県などが後援しています。

 クレ・サラ対協代表幹事の木村達也弁護士は基調講演で、多重債務被害の背景に“内なる敵”の貧困問題があることを指摘。ワーキングプアなどによる貧困が「人権問題にまで深刻になっている」と、問題解決の必要性を訴えました。

 分科会では、官庁の非正規職員時代に転勤生活でできた約二百五十万円の借金を抱える男性が、契約社員の今も「本当にギリギリ。三日に一食しかできない」と自己破産の申請を進める現状を訴えるなど、被害者の苦しい実態が語られました。

 特別報告した、被連協の本多良男事務局長は、自らの相談経験に基づき「子どもや家族にまで被害がおよぶのが実態」だと、サラ金業者などの悪質性にふれ「被害の実態を生の声で社会に伝えていくことが大事」だと、被害者の会が持つ役割を語りました。


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