2008年6月18日(水)「しんぶん赤旗」

“燃料高対策早く”

抗議行動 欧州各地に広がる

仏 トラック3千台参加


 【パリ=山田芳進】燃料価格高騰に対する長距離トラック運転手の抗議行動が十六日、フランス全土で展開されました。同様の抗議行動が欧州各地に広がっています。


 フランスの抗議行動は業界の主要三労組が呼びかけ、三千台以上のトラックが参加。全国各地の主要道路でのろのろ走る「かたつむり作戦」を行いました。呼びかけ団体の一つ、陸上運輸全国連盟(FNTR)は「今広がっている危機にふさわしい規模の動員だった」と歓迎を表明しました。

 フランス政府は今月五日、運送会社にかかる税金や社会負担の支払い延期など、総額約一億ユーロ(約百六十七億円)の緊急対策を取る可能性を示しました。

 FNTRはこの日の行動を、政府が示した対策の具体化を勝ち取るためのものとしており、政府の出方を待って、来週にもさらに大規模な行動を予定しています。

 このほか欧州各地で展開されている抗議行動では、ポルトガルのトラック労働者が九日から始めたストで、リスボン市内のガソリンスタンドや空港で燃料不足が発生。スペインで八日夜から始まったトラック労働者七万五千人が参加したストライキでは、マドリードの食品卸売り市場や自動車などの工場生産が影響を受けました。

 またフランスやイタリアでは燃料高に悩む漁民が港湾封鎖などの抗議行動を展開しています。フランス、スペイン、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スロベニア、マルタの漁業相は十七日、イタリアのベネチアでこの問題での会合を開催。二十三、二十四の両日にルクセンブルクで開催される欧州連合(EU)漁業相会議に石油価格高騰対策についての提案を行う予定です。


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