2008年6月12日(木)「しんぶん赤旗」

後期高齢者医療

国会請願

長寿いじめ 許さん


 「許さんぞ長寿いじめの政治」などの横断幕を手にした座り込みの列が二重、三重となり二百メートルにわたって国会前にできました。後期高齢者医療制度の廃止を求めて十一日、年金者組合や中央社保協、国民大運動実行委員会などが朝から座り込み。正午には党派を超えて諸団体でつくる「後期高齢者医療制度に怒ってる会」の主催で二千百人が請願行動をしました。

 請願行動は広範な個人も賛同し、呼びかけられたもの。野党四党の議員がずらりと並んだ衆参の議員面会所で署名を提出した参加者が議員会館前に集まりました。

 日本共産党の小池晃政策委員長は「廃止法案が参院で可決された重みを与党は受け止め、衆院でしっかり審議し、可決せよの声を一緒にあげていこう」と呼びかけました。

 全労連の坂内三夫議長が「広がった共同の力で必ず廃止を」と、中央労福協の笹森清会長(連合前会長)が「高齢者が怒ったとき政治は変えられる。希代の悪法は撤廃を」と訴え、全日本民医連、年金者組合、退職者連合、労住医連の代表がマイクを握りました。

 「ただちに撤回せよ」のむしろ旗を手にした年金者組合足立支部の男性(67)は「昨日も地域で宣伝しましたが、廃止法案が参議院で可決されたことに本当に期待が集まっていると感じた。廃止法案こそ国民の願い、衆院で徹底審議させ、成立させたい」と語っていました。



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