2008年6月2日(月)「しんぶん赤旗」

ゆうPress

シンガー・ソングライター 小野 ゆかりさん

「瞬間的出会い」好き

フォークに新息吹


 日本のフォークソング・シーンに新しい息吹―。産声あげて40年余り、「団塊の世代」を中心にふたたび注目されている日本のフォークソング。次代を担う、20代のフォークシンガーの活躍もはじまっています。(小川  浩)


 小野ゆかりさんは、みずから作詞作曲、ライブハウスやストリートライブで音楽活動をしています。ライブ会場にはベテラン会社員の姿も。インディーズの「ホットウィルミュージック」から5月21日、5枚目のアルバム「オモイデノヒト」をリリースしました。

 今回のテーマは愛。全7曲。歌入れに約2カ月、完成までに1年ほどかかりました。

 「いっぱい愛情を持っている女性の強さにあこがれているんです。私もそうなれるように、聞いてくれる人たちにも、私の感じている愛が伝わるようにと、気持ちを込めました」

 昨年から、小野さんは埼玉県の川口駅前で、不定期にストリートライブをしています。楽曲は、バラードが中心。毎回、偶然通りかかり、小野さんの歌を初めて聞く人がほとんど。さまざまな悩みを抱える人たちもいて、小野さんの歌を聞き、心を開く人もいます。

 ある日、歌っている足元の活動の告知チラシをのぞいていた女子高校生が、恐る恐る「やさしい声ですね」と話しかけてきました。ほんの数分でしたが、涙で顔がぐじゃぐじゃになりながら、恋や学校での友だち関係に悩み、思いつめて手首を切る自傷行為をしていることを打ち明けます。話を聞いていた小野さんも「ぐっときて、涙がにじんできました」。

 小野さんがストリートで歌うことで生まれる「瞬間的な出会い」。仕事帰りの会社員、看護師の女性、子どもとも対話になります。

 「まったく知らない人たちが、私の歌を聞き、会話して、安らいでもらえるなんて、うれしい。お互い頑張りましょうという気持ちになれます」

 小野さん自身は、気の小さい子どもでした。中学校の文化祭で友人2人と「ジュディ アンド マリー」の曲を歌い、同級生の前で歌うことで、前向きになれることに気付きました。思いを温めたまま、スカウトされ芸能の世界へ。2001年から、音楽活動を始めました。親の影響でフォークソングを聞いていたこともあり、自作はフォークソングです。

 「自分の思いと記憶を掘り起こして作っています。なかなか自分の気持ちを相手に伝えることができないんで、歌で表現しているんです。私が私でいられると思うから」

 小野さんはいいます。「暗いニュースや悲惨な事件が目につくけど、私の歌が、多くの人の、明日も頑張る力になれたらいい。みんないっしょに生きているなあと」

 小野さんのCD試聴・購入、ライブ情報、ブログは「小野ゆかり」で「検索」できます。6月27日代官山NOMADで歌芝居「HOTARU」


お悩みHunter

昼夜逆転の生活何とかしたい

  昨年、小説の専門学校を中退しました。いくつかアルバイトもしましたが、どれも長続きせず、今は家で昼間はゲームをしたり、夜はビデオ屋に出かけたりの生活です。このままではいけないと思い、せめて昼夜逆転の生活はなんとかしたいのですが…。(千葉県、男性、20歳)

前向きな意思で改善できる

  あなたはいま小休止を終えてこれから動き出そうというところなのですね。前向きにさえなれば朝起きることだってできるだろうし、規則正しい生活は慣れの問題なので、慣れるまで大変ですが続けていれば習慣になると思います。

 ただ私が気になるのは、もしかしたらあなたは何かを続けた経験が少ないのではないでしょうか。続けるって本当に大変ですよね。毎朝きちんと起きることも大変でしょう。一度や二度ならできるかもしれませんが、それを当たり前のように続けられるようになるには努力が必要なんだと思います。

 でも人間は意味もなくがんばれるものではありません。がんばるにはそれなりの理由があるのだと思います。

 私はどちらかというと何でも続ける方だと思いますが、この続ける理由の中には「続けていけば展望がある」などいろいろありますが、じつは一番の理由は単に「自分が決めたことをやらないと気分が悪い」ということです。

 なんでそう思うのかというと、おそらく昔はあきらめることが多くて、そのたびに嫌な思いを繰り返してきたからだと思います。

 いまあなたがこのままではいけないという思いは少しずつあなたを成長させています。いつもよりほんの少しがんばってみてください。その前向きな意思があればきっと生活を改善できますよ。


第41代日本ウエルター級チャンピオン 小林 秀一さん

 東京工業大学卒。家業の豆腐屋を継ぎながらボクシングでプロデビュー。99年新人王。03年第41代日本ウエルター級チャンピオン。


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