2008年5月5日(月)「しんぶん赤旗」

共産党の学費提言 励みに

学生・大学 共感の声


 日本共産党の学費提言「“世界一高い学費”を軽減し、経済的理由で学業をあきらめる若者をなくすために」(四月十六日発表)が、各地で反響をよんでいます。

 提言は、高校生の授業料減免対象を年収五百万円以下(四人世帯)まで広げるなど、高校、大学・高専の授業料減免の拡大を盛り込んでいます。

「昼食もらってる」

 入学金の未払いを理由に生徒二人を入学式に出席させなかった千葉県立八千代西高校の門前で、四月三十日、日本共産党と民青同盟が宣伝しました。「お金がなくて昼食は友だちにもらっている」など切実な声も寄せられ、学費提言への共感がひろがっています。

 党県委員会は「高学費による悲劇を二度とくり返させない」と、すべての高校に提言を届け、地域ごとに党議員が懇談を申し入れることにしています。

 衆院南関東ブロックの、むねた裕之衆院比例予定候補らは四月十八日、提言をもって横浜国立大学、横浜市立大学、神奈川大学、関東学院大学を訪ね、懇談を申し入れました。

 ある大学では事務長が快く応対し、「経済的理由でやめていく学生がいる。対応していて涙が出てきたこともある。うちの大学も経済的に苦しいが、学費の納入は夏休みあたりまで待ってあげたりしている。国の援助が必要」と提言に共感しました。

「稼ぐために休学」

 北九州市立大学の学友会からは、懇談した田村貴昭衆院比例予定候補らに、「休学して稼がざるをえなかった友だちがいる」「母子家庭で小さい弟もいるので高学費は困る」などの声がよせられました。

 学生らは昨年、父母や民主団体の協力をえて一万五千人分の学費署名を集めたことも紹介。田村候補は、国民が政治を動かしつつあることにふれ、連帯してとりくもうと話しました。

 全学連の大嶋祐介委員長は日本共産党との懇談で、「政党が学費の問題で発言してくれるのは、励ましになります」とのべました。

 学費提言の全文を掲載したビラ(写真)ができました。A4判四ページです。日本共産党中央委員会のホームページからダウンロードできます。

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