2008年4月4日(金)「しんぶん赤旗」

“基地の縮小・撤去こそ”

タクシー殺人米兵逮捕 地位協定の改定急げ

遺族に謝罪・補償を

神奈川原水協など米軍に


 神奈川県労働組合総連合、原水爆禁止神奈川県協議会、新日本婦人の会神奈川県本部の三団体の代表は三日、神奈川県横須賀市で起きたタクシー運転手刺殺事件の問題で米海軍横須賀基地に抗議の申し入れを行い、遺族への謝罪・全面補償、再発防止と基地撤去を求めました。

 同県協議会の永沢丈夫事務局長らが、応対した米軍の当直将校に抗議文書を手渡しました。事件の犯人として基地所属の脱走米兵が逮捕されたことを受け、文書では「米兵がまたか!私たちは強い憤りを禁じえない」とのべ、「(米軍は)米兵犯罪が繰り返されるたびに綱紀粛正をいい、そのための措置をとるというが、しかしなんの効き目もないではないか。これでは米軍そのものが横須賀から出ていってもらう、基地そのものをなくす以外方法がないではないか」と批判。米兵犯罪の根絶、原子力空母の横須賀配備の中止を申し入れています。新婦人県本部の鴨居洋子副会長は「米軍基地周辺に住んでいる女性は、特に恐怖を感じている」と抗議しました。

 文書を受け取った当直将校は事件については一切語らず、「抗議内容は司令官に伝える」とのべました。



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