2008年3月10日(月)「しんぶん赤旗」

アセス調査強行に反対

沖縄新基地問題で市民集会


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(写真)連帯のあいさつをする、日本共産党のカヨウ宗儀県議=沖縄市

 「米軍犯罪糾弾! 辺野古新基地建設反対! 環境アセス調査強行に反対する市民集会」が九日、沖縄県沖縄市で開かれました。辺野古や東村高江など、基地建設反対の座り込み行動を続けている現地の住民など約百人が参加しました。主催は「基地の県内移設に反対する県民会議」によるもの。

 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「アセス調査が今月末から本格的にはじまるが、現場のたたかいで、調査は不法・不当だということを強く訴えていきたい」と決意表明しました。

 政党あいさつにたった日本共産党のカヨウ宗儀県議は、議会の追及でアセス審査会を設置させたことや、現地のたたかいによってジュゴンの複数年の調査を求める県意見ができたことなどを示し、「(県民の)たたかいと議会を結合させて県と日本政府を追いつめていこう」と訴えました。

 沖縄県統一連の新垣繁信代表幹事は「ジュゴンなど希少生物を保全せよという、国内外の法律を踏みにじった日本政府の態度は法治国家として許されない。安保優先の政治を告発し、日米両政府の計画を破たんに追いこむため、たたかいを大きく前進させてゆこうではありませんか」と力強く訴えました。

 集会では、市民団体の代表らが、米兵女子中学生暴行事件や環境アセス問題について基調報告を行いました。集会は、「二十三日の県民大会を成功させ、普天間基地の即時閉鎖返還、辺野古新基地建設阻止へ大きなうねりを創りあげていこう」とするアピールを採択し、最後まで団結してたたかい抜く決意を固め合いました。



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