2008年3月7日(金)「しんぶん赤旗」

福祉施設職員確保を

共産党と福祉保育労が懇談


 日本共産党国会議員団は五日、国会内で全国福祉保育労働組合から要望を受け、懇談しました。

 福祉保育労は、昨年八月末に告示された「社会福祉事業に従事する者の確保を図るための措置に関する基本的な指針」(人材確保指針)の実効性を確保し、社会福祉施設の人手不足の解決と、利用者処遇の確保・改善を早期に実施するため、福祉職場の労働環境の改善を要望しました。

 この問題で日本共産党は昨年、社会福祉施設の深刻な人材不足を打開するための「緊急提言」を発表しています。

 参加者からは「勤務している障害者施設は人手が足りず、利用者に目が行き届かなくなり、利用者の安全も守れなくなっている」「低賃金のため、夜に居酒屋でアルバイトしないと生活が成りたたない保育士もいる」など、深刻な実態が語られました。

 出席した党議員団の高橋千鶴子衆院議員は、社会福祉施設で働く職員の労働条件について、与党の中からも見直しを求める動きが起きていることを紹介し、「国会でしっかり取り上げ、改善されるようがんばりたい」と述べ、参加者を激励しました。



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