2008年3月4日(火)「しんぶん赤旗」

ドイツ地方選挙

ミュンヘンとニュルンベルク

左翼党が初議席


 ドイツの南部バイエルン州で二日、いっせい地方自治体選挙が投開票され、州都ミュンヘン(人口約百三十万人、八十議席)と第二の都市ニュルンベルク(人口約五十万人、七十議席)で左翼党が初めて議席を獲得しました。これまでの旧西独地域で躍進をしてきた同党の勢いが確認された形です。

 左翼党は法定最低賃金八・五ユーロの確立、長期失業者の半強制的な格安労働の就労制度改革などの社会的公正を訴え、ミュンヘンで得票率3・6%(三議席)、ニュルンベルクで5%前後(三―四議席)を獲得しました。

 他方、バイエルン州政府与党として長期に君臨するキリスト教社会同盟(CSU)が、ミュンヘン、ニュルンベルクなどの大都市で大きく後退。逆に州政府野党の社会民主党(SPD)はミュンヘンで現状維持、ニュルンベルクでは票を伸ばし市与党の座を維持しました。


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