2008年3月3日(月)「しんぶん赤旗」

原子力空母母港化是非問う

住民投票成功へ集い

横須賀


 米原子力空母が八月に米海軍横須賀基地に配備されようとしている問題で、「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」は二日、六日から始まる同住民投票条例を直接請求する署名運動の成功に向け、「受任者・サポーターのつどい」を神奈川県横須賀市内で開きました。約八十人が参加しました。

 同会が同住民投票条例の制定を求めるのは、二回目です。前回は直接請求に必要な法定数(市内有権者の五十分の一)の約六倍にあたる四万人分の署名を集めましたが、市議会が条例制定請求を否決しました。今回の住民投票は原子力空母の配備に加え、安全性について問うもので、会は六万人以上の署名をめざします。

 共同代表の呉東正彦弁護士が経過と署名の趣旨を報告し、「市民の元気、心意気を示そう」と訴えました。署名を集められる受任者が前回数をこえ、三千九十五人になったと報告されると、会場が沸きました。

 会場発言で、初めて受任者になった大学三年生(21)は、「戦争が起こる可能性を増やさないためにも原子力空母を配備させたくない。市民の声を正確に反映させるためにがんばりたい」とのべました。

 集会では、署名の集め方やスケジュールについての報告、質疑応答も行われました。運動への賛同者として、池田香代子(翻訳家)、大谷昭宏(ジャーナリスト)、早乙女勝元(作家)の各氏らが名をつらねていることが紹介されました。



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