2008年2月27日(水)「しんぶん赤旗」

米軍がTV局を襲撃

イラク 編集者と息子拘束


 【カイロ=松本眞志】イラク駐留米軍は二十五日、首都バグダッドのカラダ地区でイラクの有力政党が運営するテレビ局の編集者とその息子を拘束したと発表しました。

 ロイター電によると、米軍は、二十二日夜にマリキ政権の最大与党イラク・イスラム最高評議会(SIIC)が運営するテレビ局「アルフラト」を襲撃しました。

 このとき隣接する同局編集者ベシャラ氏の自宅から自動小銃を発見したとして同氏を逮捕。息子も、イランの支援を受けたシーア派民兵に属し、米・イラク軍を攻撃するための情報活動に関与したとして身柄を拘束しました。

 同テレビ局の経営を担当するアッバス氏は、ベシャラ氏の逮捕を「挑発行為」と非難しました。



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