2008年1月27日(日)「しんぶん赤旗」
ダボス会議
貧困打開の転換点に
各界著名人 国連目標達成を訴え
【ロンドン=岡崎衆史】潘基文(パン・ギムン)国連事務総長をはじめ政治、経済、文化の分野で活躍する有力者が二十五日、スイス・ダボスで開かれている世界経済フォーラム(ダボス会議)で声明を出し、国連ミレニアム開発目標の達成に向け、今年を重要な起点にするよう訴えました。
ミレニアム開発目標は、二〇一五年までに一日一ドル未満で生活する人口を一九九〇年の半分にすることなどを掲げています。ロイター通信などが伝えました。
声明に署名したのは、ブラウン英首相、ナイジェリアのヤラドゥア大統領、ロックバンドU2のボノ氏、ヨルダンのラニア王妃、マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長などです。
今年は、開発目標の基となった二〇〇〇年の国連ミレニアム宣言の採択から、目標達成期限である二〇一五年までの中間点にあります。声明は(1)いまだに九億八千万人が一日一ドル未満で生活している(2)学校に行けない子どもが七千二百万人いる(3)途上国人口の半分が基礎的な衛生施設を利用できない(4)三千三百万人以上がエイズウイルス(HIV)に感染している―ことを挙げ、「特別な努力がなければ目標を達成できない」と警鐘を鳴らしました。
声明は「ダボスでわれわれは、二〇〇八年を貧困とのたたかいの転換点にするために努力することを誓う」と表明。開発目標達成を確保するための中間目標として、(1)アフリカで七千五百万人を極貧状態から抜け出させる(2)就学できる子どもたちを二千五百万人増やす(3)安全な水を利用できる人口を七千万人増やす―ことを新たに掲げることを明らかにしました。
声明はまた、七月の洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を含め、〇八年中の国際会議で開発目標達成に向けた論議を促すことを表明しました。

