2008年1月26日(土)「しんぶん赤旗」

井原前市長

「岩国の大義」を発表

米軍再編問い、地方自治守る


 二月三日に告示(十日投票)される山口県岩国市長選に立候補を予定している井原勝介前市長は二十五日会見を開き、「岩国の大義(正義)」「市民の不安に答える」と題する二つの文書を発表しました。ビラにして市民に配布する予定です。

 「岩国の大義」は、(1)米軍再編に対して市民の安全・安心を守る(2)民主主義と地方自治を守る(3)市民が大切にされる公平・公正な政治を守る―とする政策を示し、財政健全化や愛宕山開発、周辺地域対策や経済・雇用対策などを説明しています。

 「市民の不安に答える」では五つの問いに回答。米軍再編による米空母艦載機部隊の岩国移転は閣議決定され、「来るものは来る」のではとの問いには、艦載機を簡単に受け入れお金をもらってしまったら、騒音が耐えがたいものであっても「帰ってくれ」とは言えず、何十年もがまんしなければならなくなるとし、「来るものは来る」といってあきらめさせようというのは「政治家として無責任」だと指摘。日本もアメリカも政治が大きく変わり始めており「市民が道理をもって一致して声をあげていけば、必ず国を動かすことができます」としています。

 井原氏は、「このままでは市が破産して病院やバスがなくなる」「米軍再編を容認すれば国から五千億円、一兆円もらえる」といった誤った情報やデマが相手陣営から流され、市民が不安になっていると話し、「正確な情報に基づいて正々堂々と議論し、米軍再編を含め今後の岩国をどうするのか、市民に選択してもらうべき」だと強調しました。



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