2008年1月24日(木)「しんぶん赤旗」

米金利 大幅下げ

0・75% 異例の緊急展開

FRB


 【ワシントン=西村央】米連邦準備制度理事会(FRB)は二十二日、連邦公開市場委員会(FOMC)の緊急声明を発表し、短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利を4・25%から0・75%引き下げ、3・5%にすると発表しました。利下げは今月末に予定されていましたが、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付き増大に端を発して金融市場の混乱や株安が続く中、これを繰り上げて、異例の形での大幅切り下げとなりました。

 FF金利が定例の連邦公開市場委員会を待たずに、緊急の形で金利引き下げが発表されるのは二〇〇一年九月の同時テロ直後以来のことです。また一気に0・75%の引き下げも二十三年ぶりです。

 今回の緊急声明は、「経済見通しが一段と悪化」していると指摘し、今後も「必要なら迅速に行動する」として、追加利下げも示唆しています。

 国際通貨基金(IMF)のスポークスマンは同日、世界経済の成長ペースの減速は避けられないとし、国際的な金融市場の回復は複雑で長期的な仕事となると表明しました。そのうえで、この日の米連邦制度理事会の利下げ発表について、「適切であり、有益なもの」との見方を示しました。

 一方、米財務省のポールソン長官はこの日のワシントン市内での講演で、ブッシュ大統領と議会が緊急の経済刺激策で合意に達する見通しを示しながら、「緊急な行動が必要だ。短期的には下降の危険があるが、緊急対策が効果を発揮する可能性は明らかだ」と語りました。


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