2008年1月24日(木)「しんぶん赤旗」

塩川議員 日青協と懇談

派遣労働者・地域の青年は今


 日本共産党の塩川鉄也衆院議員は二十三日、東京都内で日本青年団協議会(日青協)と派遣労働者や地域青年の実態について懇談しました。日本共産党の寺沢亜志也政策委員会事務局長、青年・学生委員会の代表が同席しました。

 塩川氏は、遅刻をすると罰金として時給が一カ月間下げられる派遣労働者の実態をのべ、「労働者派遣に新しいルールを確立し、派遣労働者の正社員化と均等待遇を実現します」との日本共産党の労働者派遣法改正要求の内容を紹介しました。

 日青協の渋谷隆事務局長は「日雇い派遣の実態はおかしい。規制緩和の結果が今の状況を生み出している。規制して、あるべき姿にする必要がある」と答えました。渋谷氏は、青年に長時間労働か失業中かの二極化が見られ、地域活動を支える青年が育たない実情を話しました。

 日青協では地域青年問題を把握するために、千人を目標に実態調査を行っています。また、二月には青年の生きづらさを考えるフォーラムの開催を予定します。渋谷氏は「法改正と両輪で青年の置かれている実態を考える必要がある」とのべました。塩川氏は地方の青年が派遣社員として集まってくる大手企業の現場視察の様子を話し、アンケート調査の結果を届けてほしいとのべました。

 日青協では地域青年への聞き取り調査も行っており、沖縄のある町では青年の失業率が二割だったと紹介。渋谷氏は「地域活動をやりたいが地域には仕事がないという実態。地域の青年の声を届けてほしい」と話しました。


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