2008年1月20日(日)「しんぶん赤旗」

岩国市長選

補助金カット許すな

草の根大集会に1500人


 山口県岩国市長選挙(二月三日告示、十日投票)で井原勝介前市長を押し上げようと十九日、「風を力に!!草の根大集会」が岩国市民会館大ホールで開かれ、会場いっぱいの約千五百人が参加しました。広島県廿日市市の山下三郎前市長や政治評論家の森田実氏らが応援に駆け付けました。

 井原氏は、住民投票などで示された市民の声を聞かず、一方的に米軍再編を押しつける国のやり方は横暴で納得できないとし、この選挙は地方自治と民主主義を守るたたかいだと強調しました。

 米軍再編推進派が井原市政が続けば「病院がなくなる」「税金が上がる」などと間違った情報を流し、市民に不安を与え、あきらめさせ、一部の利権のための古い政治に立ち戻ろうとしていると批判した井原氏。目先の利益のためではなく将来の子、孫のために、基地に過度に依存しない自立の心を持つことが大切だとし、「絶対に時計の針を逆戻りさせてはいけない」と訴えました。

 山下氏は、「全国の地方自治体のためにもがんばってほしい」と激励。森田氏は、公平・中立でなくてはならない国の事業で「反対したら補助金をバッサリ切るということはこれまでなかったと思う。あまりにひどい」と述べ、市民の力で井原市政を守ってほしいと呼びかけました。

 参加した女性(78)は「補助金をカットした国の約束破りは許せません。私たちの願いは、安心して暮らせるようにしてほしいだけです。井原さんを絶対に勝たせたい」と話しました。



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