2008年1月17日(木)「しんぶん赤旗」
阪神・淡路大震災被災
借金返済 96歳まで
「復興県民会議」が実態語る会
阪神・淡路大震災から十三年を前にした十六日、救援復興兵庫県民会議はメモリアル企画「被災者の今を語る」を神戸市勤労会館で開き、各分野の被災者らが深刻な実態を報告しました。
自宅を再建した男性は、いま七十一歳だが月十万円返済のローンがあと二十五年続き、年金も減って国保料がなかなか払えず「綱渡りの状態」と発言。「へこんだままの阪神・淡路の被災者に特別の措置を」と訴えました。
被災者の巡回相談にとりくむ「ひょうご福祉ネットワーク」の大橋豊さんは、交通事故で大けがをした息子の治療費も払えない被災者や、家賃を払えず退去を迫られている県営住宅の被災者などの例を紹介しました。
ケミカルシューズ加工業の男性は、自宅も工場も全壊し、営業再開したが何度も工場の移転を余儀なくされ、そのたびに借金して総額六千万円に借金がふくれあがったとのべ、「自分の力だけではどうにもならない。生きるのが精いっぱい」と語りました。
ほかに、兵商連会長の磯谷吉夫さん、被災者ネットワークの安田秋成さん、震災復興長田の会の不動博さん、新潟県災対連の大津勉さん、石川県災対連の長曽輝夫さんが報告。八十人が参加し、真剣に聞き入りました。
日本共産党の仁比聡平参院議員があいさつしました。

