2008年1月13日(日)「しんぶん赤旗」

低空飛行は米軍機

広島で12月 政府が答弁書

仁比議員に


 昨年十二月七日午後、広島市と広島県呉市で軍用ジェット機によるとみられる爆音がとどろき、市民から不安の声が上がっていた低空飛行問題で、米軍機が同じ時間帯に同市上空を飛行していたことが分かりました。

 日本共産党の仁比聡平参院議員の質問主意書に対する政府答弁書(十一日)によるもの。

 爆音は広島市では午後一時すぎ、呉市では午後三時すぎに発生。目撃者の情報から、広島市上空を飛行したのはEA6B電子戦機、呉市上空を飛行したのはFA18戦闘攻撃機(四機)とみられていました。

 仁比議員の質問主意書は、昨年十二月七日の正午から午後五時までに両市上空を飛行した軍用機すべての所属、機種などを明らかにするよう要求。これに対し答弁書は「米側から、お尋ねの日時の間に、米軍所属の航空機が広島市および呉市上空を高度約千五百フィート(注・約四百五十七メートル)以上で通過したと説明を受けている」と回答し、米軍機であることを認めました。

 一方で、米軍機の所属、機種、数、飛行目的などの詳細については「米軍の運用にかかわる問題であり、政府として承知していない」とし、明らかにすることを拒否しました。



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