2007年12月3日(月)「しんぶん赤旗」

海外の視線

福田首相訪米は「低調」

“対北朝鮮ですれ違い”


 福田康夫首相就任後、初の訪米とブッシュ大統領との会談(十一月十六日)について、十七日付米紙ワシントン・ポスト>は、訪問目的が北朝鮮問題やアフガニスタンでの作戦支援をめぐり「緊張状態にある米国とのねじれた関係につっかい棒を立てるため」だったとし、福田首相は「給油活動再開へ国会での議論を推し進めると誓約」したものの、米大統領は日本が望む「北朝鮮へのテロ支援国指定を続けるとは誓約しなかった」とすれ違いを指摘しました。

 十七日付英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)は、両首脳が「緊張状態の緩和」をめざすなかで、「福田氏は、米国のアフガニスタンでの作戦支援継続に『全力を尽くす』と約束した」と伝えました。

 中国の新華社通信は十七日、首相の訪米後も「多くの問題は未解決のまま」だと指摘。在日米軍駐留経費の「思いやり予算」や沖縄の米軍基地再編成の問題に言及して、「ブッシュ政権の任期を考えると日米関係が再び『漂流』の時期に入る可能性がある」と分析しています。

 二十三日付シンガポール紙・聨合早報は、福田氏訪米の成果が「低調」だったとし、一週間前のブッシュ大統領と仏独首脳との会談が六―八時間だったのに福田首相とは一時間でしかなかった事実に触れて「両国関係は尋常ではない」と指摘。米国が対北朝鮮政策を大転換しているもとで、「福田氏が外交カードを切りたいのなら、まず北朝鮮政策を改めるべきだ」としています。


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