2007年9月30日(日)「しんぶん赤旗」

自衛隊即時撤退を

仁比氏 インド洋給油を批判

朝日CS放送


写真

(写真)仁比参院議員

 日本共産党の仁比聡平参院議員は二十九日放送のCS放送朝日ニュースターの番組「国会番外地」に出席し、福田内閣発足を受けた臨時国会の争点などについて各党代表と討論しました。

 この中で、インド洋での自衛隊による米軍への給油活動の継続について仁比氏は、パキスタンの難民キャンプを訪れた際に聞き取りした、アルカイダもタリバンもいない村が無差別爆撃にあっている話を紹介。「報復戦争という形で行われたことが、どれだけ憎しみを広げたか。自爆テロがこの数年アフガニスタンで激増しているが、そういうテロの土壌を広げていった」と指摘し、「給油活動の継続には断固反対だ。(自衛隊は)すぐに帰ってくるべきだ」と主張しました。

 これに対し、自民党の萩原誠司衆院議員は、「タリバンが(村に)いなかったという話は、実際には検証できていない」などと発言。

 仁比氏は、「与党は、アフガニスタンの国民がどんな事態に置かれ、なにを求めているのか、自身で検証しているのか。アメリカ言いなりではないか」と批判しました。

 また、障害者自立支援法の見直しについて仁比氏は、日本共産党が実施したアンケート調査も示しながら、「自立支援法の応益負担によって施設のサービスを断念した方がたくさんいる。施設職員で退職を余儀なくされた方も二割いる」と指摘し、「(与党が)抜本的見直しというなら、一割の応益負担を撤回すべきだ」と求めました。

 これにたいし公明党の高木美智代衆院議員は、「つけを後の時代に回すことになる」などと発言。仁比氏は、「大企業・大資産家へのこれまでの減税や五兆円規模の軍事費など聖域にメスを入れ改めるべきだ」と反論しました。



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