2007年9月28日(金)「しんぶん赤旗」
“労災認定おりない”
アスベスト被害電話相談
悲痛な訴え
アスベスト(石綿)吸引による健康被害や労災災害申請についての「アスベスト被害救済電話相談」が二十七日、東京都西東京市の西東京平和と労働会館会議室で始まりました。主催は重工産業労働組合と造船・重機の争議解決をはかる連絡会。電話相談は東京に加え、名古屋、京都、長崎など計九カ所で行われています。
北海道の男性(72)は「十年前に建築現場でサッシを削っていた。最近、せきやたんが出て医者にみてもらったら、『レントゲンで白い影がみえますね』というが、アスベスト被害とはいってくれない」と訴えました。広島の男性(60)からは「胸膜炎ということで労災はとれたが、昨年、レントゲンで違う病名と診断され、(いずれもアスベストに起因するものなのに)労基署から労災認定がおりなくなってしまった」など、専門医の診断がなく、アスベスト被害と認められないケースが数多く存在していることがわかりました。
重工産業労働組合の渡辺鋼書記長は、「反響の大きさに驚いています。電話台数を増やして対応しています。もう決着したかのような報道もありますが、発症するまで二十年から三十年。被害者はこれから増えてきます」と語り、「アスベスト新法が施行されましたが、多くの被害者が救済されないままになっています。労災認定外の人も補償を受けられる道が開かれるようにしたい」と話しました。
あすまで相談
電話相談は二十九日(土)まで。午前十時から午後六時まで開設しています。相談電話番号は042(451)0471、042(451)0472、ファクス番号は042(451)0473。

