2007年8月24日(金)「しんぶん赤旗」

臨時国会、10日にも

召集日で自公幹事長一致


 自民、公明両党は二十三日午前、国会内で幹事長・国対委員長会談を開き、臨時国会を九月十日にも召集する方針で一致しました。会期も含め政府側と今後調整しますが、召集が十四日にずれ込む可能性もあります。

 安倍晋三首相は、今月二十七日に内閣改造・自民党役員人事を行った後、可能な限り早期に臨時国会を召集したい考えです。与党としては、新閣僚の国会答弁への準備や首相が九月八―九日にシドニーで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席することなどを考慮。同月十日にも召集するのが望ましいと判断したものです。会談では、会期について十一月中旬までの六十日間程度とすべきだとの意見も出ました。

 臨時国会は、参院で与党が過半数割れした状況下、最初の本格的な与野党対決の場となります。海上自衛隊の米英艦船などへの給油活動の根拠法であるテロ特措法が十一月一日で期限が切れるため、同法を延長する改定案が最大の焦点です。

 召集時期をめぐっては、自民党は新執行部の判断に委ねることを決めていました。しかし、民主党の小沢一郎代表から「政府・与党は当事者能力がなく、脳死状態だ」などと厳しく批判されたこともあり、現執行部で日程を詰めることにしたものです。


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